鉛筆の持ち方は学習意欲を左右します
鉛筆が上手に持てないと…姿勢が悪くなり⇒疲れやすくなり⇒集中力がなくなり⇒姿勢が悪くなり・・という悪循環が生じます。
多くのお子さまが鉛筆を強く握りしめる傾向があります。
グーの握り持ちでは、鉛筆の先が自分の手で隠れ、書いている字が見えないため、体を曲げて手元を覗き込む姿勢になったり、鉛筆の軸を反対側に倒したり、手首を不自然に曲げてしまいがちです。
さらに筆圧が高すぎて手が痛くなり⇒肩がこり⇒長時間の学習に耐えられなくなっていきます。
反対にうまく指先に力が入らず、筆圧が低すぎるケースもあります。
学年が上がっていくと、限られた時間で集中して大量の字をどんどん書いていかなくてはなりません。
自分の思考のスピードと手の動きが合わないことで、字は乱れていきます。
なぜ字をきれいに書く必要があるのでしょうか
急いで書かなきゃならないからキレイなんて書けないよ…と、あきらめてしまっていませんか?
自分で書いたノートの字が読めなくてあわてたり、テストで正しい答えを書いたのにバツになってしまったり、伝言メモを間違って読まれて困ったり…。
実は一番大事なことは、目的に応じて字を書き分ける力を養うことです。
たとえば、ノート取りは授業のスピードに合わせた速さで書かなければついていけなくなります。
速いスピードで自分が読み返すことができるレベルの字が書ける必要があります。
また、テストや作文、掲示物、手紙など自分以外の人たちに読んでもらう字は、読みやすく間違えられない「きれいさ」が求められます。
数字だって筆順どおりに大きさと角度をそろえて書く練習をすれば、もっときれいにスラスラ書けてスピードアップ!⇒点数もアップ!です。