“なぜ、何度注意しても鉛筆をちゃんと持てないんだろう・・・”
ほとんどの保護者の方がこのようなお悩みをお持ちではないでしょうか。
実は小学校入学時に「正しい持ち方」を教えてもらっても、まだ指先の力が弱い1年生はもちろんのこと、2・3年生でもすぐに上手に持てません。
むしろ皆があきらめかけた10歳以上のほうが指先の力が強くなるので比較的習得しやすいということが、 いろは塾のレッスンの中で新たにわかってきています。
大切なのは発達に応じた練習方法です。
残念ながら多くの方はこのことをご存じなく《鉛筆の持ち方は入学前に!》と思っているので、まだ低学年でも「一度ついたクセはもう直らない!」と思い込んでしまい、あせってしまう…でも、できない・・ そして「高学年になったのでもう遅いか~失敗したかも・・・」と、練習する機会がないままあきらめて大人になってしまうのではないでしょうか…。
私自身もきちんと鉛筆を持つことができず36歳まで「握り持ち」のままでした。
また、教室開設当時は「子どもたちに持ち方を教えることは難しすぎる」と半ばあきらめていました。
周囲でも「持ち方は直らない、教えられない、無理…」という声がほとんどだったからです。
ところが試行錯誤しながらレッスンを繰り返すうち、次のことに気付き始めました。
●低学年の子どもたちは、鉛筆を正しく持てないのが当然なのであきらめずに根気よく練習を続けること
●高学年以上の子どもたち~大人の方は、意識を変えて練習を工夫すれば持ち方も改善され今よりラクに字が書けるようになること
《鉛筆の持ち方は入学前に身につけなければ!》という言葉にとらわれず、思い立った時に、まずはいろは塾で一緒にチャレンジしてみませんか!
何かヒントが見つかるかもしれません。
《鉛筆の持ち方を入学前に身につけるのはムズカシイ!》というのがいろは塾の見解です。
そして、それは「注意して直す」ものではなく、スポーツや楽器のように「地道にトレーニングして少しずつ身につけていく」ものである、と捉えています。
これは大人も同じことです。(私も数年間かけて馴染ませていきました。)
それをどう楽しくレッスンに組み込んでいくかを追求し続けております。
いろは塾は「鉛筆の持ち方」に本気で取り組んでいます。
また【ペンのもちかたクリニック】にご参加の10~60代の方々からは「長年、持ち方を模索し続けチャレンジしているもののなかなかうまくいかず悩んでいました」といったお話を沢山伺いました。
いろは塾では、いわゆる「正しい持ち方」の型に全員をただ押し込めたりはいたしません。
手にも個性がありますので、一番いい形もそれぞれ違うのです。
何百人もの方の手を拝見してきてそう思いました。
お一人おひとりが今より少しでも楽に筆記ができる方法を一緒に探してまいります!